グラントウキョウスワン歯科・矯正歯科からの回答
辛い肩こりは早く解消したいものですが、その対処法は原因によってさまざまです。むし歯が悪化すると噛み合わせが変わり、肩こりの原因となることもあるので、まずは放置しているむし歯を治療してはいかがでしょうか?
肩こりの原因はむし歯をかばうことによる噛み合わせの変化?
口の中に悪化した状態のむし歯があると、ものを噛む際、無意識にむし歯をかばってしまい、片側の歯に負担が偏ってしまいます。すると、噛み合わせが変わり、肩から顎にかけての筋肉が緊張して肩こりが引き起こされるのです。
噛む力のバランスが崩れていると、じょじょに姿勢も悪くなり、肩がこりやすくなります。肩こりでお悩みなら、まずはむし歯を治療して正常な噛み方や噛み合わせを取り戻すことから始めましょう。
辛い肩こりは痛み止めで応急処置を
肩の痛みを我慢し続けると、歯や体に大きな負担がかかります。肩がこって辛いときは痛み止めを服用し、一時的に痛みを抑えることも考えましょう。痛み止めは、むし歯の痛みと肩こりの両方に効くので、仕事や勉強に集中したいときに心強いでしょう。
肩の痛みを和らげるためには湿布も効果的ですが、肩こりの原因が歯にある場合は、むし歯や噛み合わせを治さない限り、症状が改善されることはありません。むし歯が神経に達すると、抜歯をしなければならなくなるケースもあります。むし歯の進行を食いとめ、これ以上症状を悪化させないためにも、なるべく早く歯科医院を受診し、むし歯の治療や詰め物の調整などをすることをおすすめします。
むし歯が原因の肩こりに熱いお風呂は禁物
「肩こりの解消には温かいお風呂に浸かって筋肉をほぐすことが有効」と言われることがあります。しかし、肩こりの原因がむし歯の場合は、体を温めることが逆効果になります。入浴によって血流が良くなると、むし歯の痛みが強くなってしまうからです。このように、「体に良さそうだから……」と思い安易に取った行動が症状の悪化につながることもあるので注意しましょう。
肩こりの原因がむし歯であると疑われるときは、長時間の入浴や激しい運動など、血行を良くする行動は控えてください。
グラントウキョウスワン歯科・矯正歯科 院長より
むし歯はそれ自体が痛むだけでなく、肩こりや頭痛を引き起こす一因となることがあります。放っておいて良くなるものではないので、できるだけ早い段階で治療を行うことが大切です。歯や肩に辛い痛みがある場合は、我慢せずに痛み止めを服用することも検討しましょう。
むし歯や噛み合わせの治療を行ったあとに、肩こりが解消されるのは珍しいことではありません。歯に何かしらのトラブルがあり、肩こりにも悩んでいる場合は信頼できる歯科医院でカウンセリングを受けましょう。