よくあるご質問 QA

よくあるご質問

Q

矯正治療は何歳まで受けられるのでしょうか?

矯正治療というと子どもの頃に行うイメージがありますが、年齢制限はなく、何歳になってもお受けいただけます。社会人としての笑顔の印象を意識するようになる20代や、経済的に安定してくる30~40代、加齢によって噛み合わせや歯並びが乱れがちな50~60代など、幅広い年齢層の方が矯正治療を受けられています。

ただし、年齢を重ねると歯がもろくなったり、歯周病などによって歯が失われたりしているケースもあるため、矯正治療の前に口腔内環境の回復を優先する場合があります。また、噛み合わせが悪い状態が何年も続いていると矯正治療ができない場合もあるため、できるだけ早めに相談したほうがいいでしょう。

Q

急患の際に対応してもらえますか?

基本的に、急患にも対応しております。ただし、ご予約の患者様がいらっしゃる場合はお待たせすることがございます。当日のご予約状況によっては対応が難しい場合もございますので、急患の場合は、直接お電話にてお問い合わせください。

Q

タバコが歯周病に良くないって本当ですか?

喫煙者は非喫煙者に比べると歯周病になりやすく、歯周病にかかっている喫煙者は歯周病が治りにくいと言われています。

タバコそのものは歯周病と関係ありませんが、タバコを吸うことで免疫力が下がるため、間接的に歯周病にかかりやすくなります。また、喫煙によって歯茎が血行不良になります。歯茎の血流が悪くなると、歯周病にかかっていても歯茎の腫れや出血などの症状が出にくく、歯周病に気付きにくいため、それも進行を許す要因になります。

Q

ホワイトニングをしても白くならない場合はありますか?

ホワイトニングはどんな歯に対しても効果を発揮するわけではなく、白くできない歯もあります。金属やプラスチックでできた人工歯・被せ物などは当然白くできませんし、神経がないために変色している歯や、抗生物質の影響で変色している歯にもホワイトニングは効きません。また、お一人おひとり元々の歯質によって白くできる限度も異なります。

なお、以下のような場合は白くできる可能性はありますが、施術自体にリスクがあるため、ホワイトニングは行いません。

・亀裂が入っている歯
・知覚過敏や虫歯のある歯
・妊娠中の方
・無カタラーゼ症の方

Q

インプラントは一生持ちますか?

インプラントは臨床応用されてから約50年と、まだまだ歴史の浅い治療ではありますが、世界で初めてインプラント治療を受けた人は亡くなるまで40年以上にわたってインプラントを使い続けました。逆に言うと、60年、70年にわたってインプラントが持つかどうかは未だに実証されていません。

インプラントが使えなくなってしまう(脱落してしまう)最大の原因は、インプラント周囲炎という病気です。インプラントは人工物なので虫歯にかかることはありませんが、歯垢が溜まることでインプラント周囲炎(天然歯で言うところの歯周病)にかかることはあります。毎日のブラッシングと歯科医院での定期検診によって衛生的な口腔内環境を維持できていれば、インプラント周囲炎は十分に予防できます。「インプラントは一生持つ」とは言い切れませんが、インプラント周囲炎を予防できれば、長期にわたって使っていくことができるはずです。

Q

ワイヤー矯正には痛みはありますか?

ワイヤー矯正はワイヤー(針金のような器具)の力で歯を引っ張るため、治療を開始した直後は歯や歯茎、歯槽骨に力が加わることで痛みが生じることがあります。

痛みの強さや痛みが続く期間は個人差があり、痛みがほとんど出ない人もいますし、痛むと言うより歯が浮くような感覚だと言う人もいます。通常、痛みが出た場合も痛み止めの服用で治まる程度で、1週間ほど経つと自然に軽減していきます。それ以上経過しても痛みが全く和らいでこない場合は、治療を受けた医院に行き、歯に加える力を調整するなどの処置をしてもらいましょう。

Q

歯周病は遺伝しますか?

歯周病そのものが遺伝することはありません。歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌に感染することで発症する病気です。つまり、親が歯周病にかかっているからと言って、子どもが歯周病になるわけではないということです。

ただし、「歯並びが悪くて歯垢が溜まりやすい」といった口腔内環境は遺伝することがあります。そうなると、きれいな歯並びの人より歯周病リスクは高くなります。とはいえ、毎日しっかり歯垢を取り除いていれば歯周病は十分に予防できます。ご自宅でのブラッシング、歯科医院での定期検診を欠かさないようにしましょう。

Q

セレックとは何ですか?

セレック(CEREC)とは、セラミックの技工物を作製できる最先端のシステムです。口腔内を3D光学カメラで撮影し、そのデータをもとにコンピュータで設計から加工までを行います。通常、セラミックの詰め物・被せ物などは歯科技工所で作製されますが、歯科医院にセレックがあれば院内で技工物を作製することができます。

歯科医院にセレックがあることによる患者様のメリットは大きく2つあります。1つ目は、技工物が非常に早くできるということ。通常であれば1~2週間は待つ必要がありますが、セレックがあれば即日・翌日という早さで技工物を装着することが可能です。2つ目は、型取りの必要がないこと。通常であればトレーを口の中に入れて歯型を取りますが、セレックがあればその必要がないため、「オエッ」となる嘔吐反射が苦手な方も安心です。

Q

歯が1本もないのですがインプラント治療を受けることはできますか?

歯がまったくない方でもインプラント治療を受けることは可能です。歯が1本もない方の場合、1本ずつ多くのインプラントを埋入するのは費用的にも無理があるため、通常は「オールオン4」「オールオン6」「インプラントオーバーデンチャー」などの技術が用いられます。

・オールオン4/オールオン6
オールオン4/オールオン6は、片顎に4本/6本のインプラントを埋入して、それを支えに10~12本の連結した人工歯を装着する治療です。

・インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーは、片顎に2~4本のインプラントを埋入し、それを支えに着脱できる入れ歯を装着する治療です。

Q

子どもの矯正治療中に、親が気を付けるべきことはありますか?

お子さんが毎日、決められた時間、矯正装置を装着していないと理想的な治療結果が得られなくなってしまいます。また、虫歯になってしまうと矯正装置を外して虫歯治療を優先しなければいけないので、結果として矯正期間が延びてしまいます。そうならないためには、親御さんがしっかり管理・監督してあげる必要があります。歯磨きの大切さをお子さんに理解させるとともに、歯磨きのフォローしてあげましょう。

また、矯正は長い期間を要する治療なので、お子さんには負担・ストレスがかかります。親御さんにお願いしたいのは、「頑張ってるね」と褒めてあげること。大変な時期もあるかもしれませんが、前向きに治療に取り組めるよう支えてあげてください。